No sign of the morning comin,
I've been left in my own.
ラバーソールは砕けない。
Like a Rainbow in the dark.
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俺自身や俺の作品が、どうしようもなくつまらなくなったのは、現代と言うシステムに飲み込まれ、迎合し、抗う事をやめたから、だ。つまり単純に、「つまらない大人になった」と言う事になる。
太宰曰く「大人とは裏切られた青年の姿である」と言うが、そういう事なのだろう。自分自身に裏切られ、腐って腐って腐り果て、システムに対する抵抗、徹底抗戦を諦め、生活臭を漂わせながら生きる事を選んだ、大人の結論なのだ。あんな大人になんかなりたくねぇと、あれほど噛み締めて、睨みつけ、尖っていたのにも関わらず、気がつけばそうなっていた。それは正しい事なのだろうか?
俺はそれでも、今まで通り俺のスタンスは崩さない。自覚的で、そこに美しさはなくても、だ。無様なのはもう十分過ぎるくらいに知っている。俺は完璧な美しさを追求して成功させられる程、意志の強い人間では無い。駄目である自覚を持ち、そこに甘えと鬱屈、そして幽かな真実と多量の嘘を流し込んで、世界を塗って行く。
今の俺にとっては、生活から匂うものこそ詩であると思うのね。生活しなきゃいけない。生きなきゃ行けない。抵抗するのは、ガキがする事だ。俺もガキでいたかった。いや、だから今も中途半端なクズなんだけどね。大人にもなりきれねぇ。でも、子供にもなりきれねぇ。そこから見える景色を、残すしか無いじゃんか。
だから余計に、よくわかんない表現の詩は読めない。何も見えないから。比喩とか本当にわかんない。
***
随分昔に、CMで「sailing」を聞いたり、クリスタルキングの「大都会」を聞いたり、そうやってCMソングを通して、過去の名曲を知ったりしていた時期がある。今ってそういうのあんまり無い気がするなぁ。まぁ、今から20年前の90sなんてロクな曲無かった気がするけど。その頃の洋楽あんま知らんけど、何かそんな感じがする。俺が聞かないのもそこら辺が感覚的な理由だろう。
最近、ずっと「サンシャインラヴ」と「デイドリームビリーバー」が脳味噌の中で延々と再生されている。もっと早くに、ちゃんと彼の音楽を聞いていたら、俺の人生も多少変わっていたかも知れない。明るくなれてたかも知れない。今となっちゃわからないけど、ちょっとは、希望的な物言いが出来る性格とか考え方になってたかも知れない。俺がこうなったのは音楽の所為じゃないけど、さ。
***
でもまぁ何だ、最近の俺の詩、スタイルちょっと変わったけど、俺はそれなりに好きなんだよね。もうちょい評価されてもいいと思ってる(笑)
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