Going distance, yeah, I will be a Hero

　BGMはNorthern Kingsの「Training Montage」で頼む。

　ヒーロー不在の世の中だ。勿論、俺の中にもヒーローはいねぇ。だったら、俺がヒーローになる。前にも言った。そう、俺はヒーローになる。スーパーマンみたいなヒーローになるんだ。負けない、泣かない、弱音を吐かない、逃げない、隠れない、油断しない、退かない、媚びない、そんな奴になるんだ。なれないのだとしたら、せめてそんな演出をするんだ。一人になった瞬間に倒れてもいい。俺はヒーローになり、神になり、やがて死んで永遠になる。

　そう思って何年経った？相変わらず脆弱なままだ。ガードだけは堅くなった。逃げ足だけは早くなった。でも、それじゃ駄目じゃんね。もっと、もっと強くなりたい。人間として。喧嘩じゃねぇ。勉強じゃねぇ。人間として、もっと強くなりてぇんだ。

　俺の頭が狂ってく。俺の頭が腐ってく。雨のXXXの曲がり角。がんじがらめの曲がり角。俺を縛っているのは俺でしかないのはわかっている。強くなるんだ。もっと、もっと他の追随を赦さないくらい、圧倒的に。

　でもどうすりゃいいかわかんねぇから、とりあえず俺が精神的に上下しないように訓練する事から始めてみよう。取り乱さない事から始めてみよう。落ち着くまで待ってみよう。そう思った。とりあえず、落ち着くまでPCに触れないとか、家に帰らないとか。だって落ちて行くのは目に見えているから。コントロールするんだ自分を。いずれはスイッチを入れるように…簡単にオンとオフを使い分けたいね。色々なスイッチを使いこなすんだ。

　そう考える事って無い？

 

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「less is more...? more is more...?」

 

　映像に関して「less is more」と「more is more」と言う言葉がある。「シンプルは多くを語る」「多くのものは多くを語る」と言う意味だね。

　シンプルにする為に削れないのなら、元の１００倍にすればいい。シンプルなら良いってもんじゃねぇ。装飾したっていいんだ。勿論、装飾すりゃいいってもんでもねぇ。だが、シンプルに研ぎすませないなら、一撃必殺の技が無いのなら、手数で攻めろ。一撃必殺を笑え。１００の手数で圧倒すればいい。一撃を出させなければいいんだ。そう思わないか？一言で語れぬのなら、自分の中にあるもの全てをぶち込めばいい。

 

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　無職だから考える時間だけはある。考えるんだ。考えられるうちに、考えられる事を、考えられる限り、考えるんだ。俺は頭が良い方じゃない。泥臭く考えて、スマートに演出する方法を見いだせ。

 

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　デイドリームビリーバー、何時だって、いつまでも、夢を見続けるさ。どんな夢かは教えてやんないけどな！