血と肉

血と肉が欲しい。

ヘンリー～殺人狂のうた～を見た。
かなりの州で上映禁止になったと言うこの映画。
７０年代の映画だったっけ？
個人的には、何か思ってたよりもちっとも刺激が足りなくて、
あまり満足できなかった。もっと凄惨なものを想像してただけに。
それを考えると、時計仕掛けは凄かったのだねぇ。

うーん。
血が足りない。
もっと、血が欲しいのだ。肉が欲しいのだ。
真っ青な暴力の果てに出る血が欲しい。
真っ青な欲望の塊みたいな肉が欲しい。

ただ、今は作り物で満足できる気がしない。
血と肉が欲しい。
ただ、その為に誰かを傷つけたり犯したりは出来ないので、
収まるまで放っておく以外に方法は無いのである。

血と肉が欲しい。
そんな映像作品を撮りたい今日この頃。
放課後の教室で交わる二人。
木刀でアホを殴り飛ばしまくる学ラン。
全裸で日本刀を振り回す女子高生。
思いつき。

＊＊＊

珍しく早起きした俺に訪れた平穏な朝をブチ破るメッセンジャー。
いらない気まぐれと適当な思いつきで選ばれた俺。
選ばれた上に扱いも適当。じゃあ話かけんな。
特に話す事は無いと言う相変わらずさに笑う。
そして何よりイラつくのは、
最近は大して考えてなかったあのひとだというのに、
話しかけられたら話しかけられたで、ドキっとした自分。
許しがたいね。馬鹿か俺は。

１００万回の「愛してる」より１０回名前を呼ばれたい。
そう！呼んでくれ！俺の名前を！

こうなると昔の事ばかり思い出す。
僕は沢山の嘘をついてきた。
特別であろうとして、嘘ばかりついてきた。
奇抜であろうとして、嘘ばかりついてきた。
後悔！そう！後悔の連続！
人生！そう！後悔の連続！
人間賛歌！人間Sucker!人間賛歌！人間Fucker!

「男ってのはですね、女の子よりも純粋な生き物なンですョ。
純粋ってぇか、純情ってぇか。ロマンチストなんですナ。
それを子供っぽいだ何だと言われるンで、カチンとくる。」

彼女？いらねぇよ。
煙草吸えて麻雀打てて珈琲飲めて寝るの大好きで
ロックとかメタルとかよく聴いてよくわかんねぇ映画見るの好きで
飯喰うのも作るのも好きでジャンクフードもイケてインドア派で
Ｓ気のある手のかからない黒髪短めの変な貧乳女なら欲しいけどさ。

＊＊＊

鏡や窓に映る俺を見て思った。
相変わらず老けたツラぁしてやがる。