ストーリー無き世界。

 　格好良くなりたくて、詩を書いたり小説を書いたりしている。理想の俺、と言う人物の姿を模索しながら、繰り返しながら、その着地点を探し続けている。死なない（死ねない、死にたく無い）のは、俺が死んだ後の事を知りたいから。知る事が出来ないのが悔しいから。葬式に何人並んで何人泣いたとか、そういう事でもあるし、そういう事でもない。

 

　惜しまれながら死んで行く英雄に憧れる。そして死んだ後の事も知りたいから死ねないのだ。あぁ、何て格好悪いのだろう！生きているから格好悪いんだ。死んだらきっと惨めだろう。何せ、こうやって言ってしまっているんだからな。生きているって言う事がどういう事か何て知らないけどさ。

 

　言ってしまう事で得られる様々な免罪符効果と、その免罪符等に苛まされると言う諸刃の剣状態。でもまぁこうなっちまった以上は、このまま行くしかねぇ訳じゃんか。だからまぁ、このままやるさ。格好悪く、無様に。自覚があるから良いってもんでもないがな（笑）

 

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　ユートピア論を提唱しているけれど、もし、もし「彼女」が僕の良い人であったら、きっと提唱出来ない。狂おしい程の嫉妬に悶え苦しむだろう。「彼女」でさえ無ければ良いのかも知れない。三島の言うところの、「プラトニックな愛」であるが故の事か？とは言え、他の愛が肉欲を埋める為だけであるとは言えない。言いたく無いだけかも知れない。だとしたら、罪か？違うね、ユートピア論なら、罪には当たらない。免罪符か？そうかも知れない。

 

　君が好きだけどあの人も好きで、君とセックスしたいけどあの人ともセックスしたい、と言う正直な気持ちがあるじゃないですか。そこを束縛しないでいいじゃない、ってだけ。別に、好きな人以外としたくないってんならそれはそれでいい。そういう愛を否定する気は無い。

　みんながハッピーならそれでいいじゃん、ってそれだけ。お互いの許容範囲の中で、どこまで許せるかって話。要相談、だよね。

 

　ところで「彼女」の何がそんなに良い？抱いた事も無けりゃここ数年会ってすらいねぇ。あなたの言葉も喋り方も臭いも何も思い出せないよ。だからこそ、その幻影を愚直に愛する事が出来るのだけどね。笑える、まるっきり童貞の妄想だ。気持ち悪い。

 

　ただ、もし彼女が、帰ってくる事を前提にしたならば、ミルクを飲みに夜の帳の中に消えていく事さえ許してしまうだろう。

 

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　ストーリーの消失。咀嚼力の低下？手軽さを求めて行き着いた先？インスタントな共感、が悪い訳じゃない。でも、それだけじゃ詰まらんと思うのだけどなぁ。活字離れ、と言うか考える事をさせない何かがあるんだろうな。ヘヴィーな労働であったり、窮屈な生活であったり、様々な要因があるのだろう。余裕の無さからくるんだろうか。

 

　ストーリーが薄まっていくのは何故なのかなぁ。キャラさえ立ってればいい、なんてのは、あまり認めたく無いなぁ。

 

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　あー、ベースで遊んでねぇや今日。