君と僕はまるでグレッチとマーシャルみたいに不協和音を。

　マジで君をチョー愛してたと思う事が何度かある。今だって君とチョーヤりたいし。実際に会うと緊張しちゃって何も喋れないなんて言うチョー童貞少年みたいな感じになっちゃうんだけど。喋らないなんて言ったけど繰り返し喋る。だって君と僕はマーシャルのアンプにつないだグレッチみたいに、きっとフィードバックがチョーうるさい感じできっと合わないから。チョー綺麗な君と一回くらいセックスしたかったなとチョー毎晩チョー思うけどチョー後悔したって何も始まらない。

＊＊＊

 　例えば、僕がとあるブログのチェックを再開した途端に、停滞気味だったそのブログの更新頻度が上がる、と言う事を運命と捉えたいロマンチストと偶然と捉えるリアリストの存在を認める事が、とても重要だよね、みたいな感じ。

　その偶然が続けば必然と言えよう。しかし必然は運命ではない。運命とは何ぞや。命の運び、とは何ぞや。運ばれる命なのか？わかんね。面倒くせっ。

 

＊＊＊

 

　点滴臭ぇ真っ透明のションベン垂れたり、ビタミン臭ぇ真っ黄色のションベン垂れたりしながら、ガサガサの声で笑ったり唸ったりする。酒を飲めない俺は、コーラを飲みながら、ポテトチップスを齧る。始発の電車の音。未練たらたら、湘南台の空にぶちまけた妄想、未練たらたら、都立大学の喫煙所に置き去りにした夢、未練たらたら、牛込神楽から引きずったままの、夢。

 

＊＊＊

 

　あの日の俺みてぇな童貞達が繰り返している以前の光景を眺めながら街を歩くけれど、相変わらず落ち着く場は無い。味覚音痴なビッチ達が髪の毛を濡らしたまま、アメリカの上澄みを全身に塗りたくった包茎達をぶら下げて、薄笑いを浮かべている。

 

＊＊＊

 

　唇を離してから下手でごめんねとアイツは笑う。そんな捨てられた犬みたいな目をするなよとアイツは笑う。もうオマエに話す事なんて無いとアイツは笑う。

 

＊＊＊

 

　たまには、こうやって色々出さないとね（笑）って許してくれっかな。許しなんか乞わない。捨てられて終わり？知らんよ。大好きさ。バイバイ。繰り返し、夏が来るね。繰り返し、夏が去って行くね。