クズは土曜日の夜に午後の紅茶でアンリシャルパンティエのサブレを飲み込んだ

 　俺は宗教も思想も哲学も好きじゃない。面倒臭いし、絶対に目的地に辿り着かない会話になるからだ。相手をへし折るか、こっちが折れるかしない限り、話に結論はやってこない。だって信念どころか、それを考えた時間を否定するんだぜ？そう簡単に素敵な結論に到達出来る訳がねぇだろう。だから極力避けてきてた。決定的な決別になりかねん。

 

　そうまでしてする必要がある話か？そうじゃないだろう。ヘラヘラと楽しい日常を過ごすには、それらはあまりにも邪魔で目障りな存在だ。不必要な摩擦を引きずって、日常を生きる必要は無い。だが、それは考えない事とは違う。考えた上で、それを他者と意見交換をするか、ってだけだ。僕個人としては、その考えの途上で細かく意見交換をする事で、煮詰まった上での衝突を回避出来ると思うのだが、考えない事とは違う。考えない事は、怠惰だ。それは誰の所為かはわからない。思考停止状態でも生きて行けるシステムを作り上げた社会か、よくわかんねー裏組織の陰謀か。そこら辺はどうでもいい。

 

　そして僕は一人で考える時間を長く持ち過ぎた。その自覚はある。歪なまま煮詰まり、凝り固まってしまったと思う。それを解消出来るのは僕だけだし、形を整える事が出来るのも僕だけだ。恐らく、一人で鬱々と考え続けた倍以上の時間と労力が必要だろうけど。容易な事じゃない。

 

　それは僕が変化し続けようとした結果なのだと思うのだ。そして僕はこれからも変化し続けようと足掻くだろう。それが美しいか無様かは、また別の話であるが、つまり、そういった経緯を否定してしまう危険性を多いに孕んでいるのが、思想だとか哲学だとかの話だと思っている。死に損ないのギリシャ人哲学者が出て来ようが、同じ話だ。そいつらの名を語って相手を否定するかしないかってだけの話でしょ。大差無いよね。

 

　俺は自分自身の罪について考える事はある。罪と言うのは、自分の中で線を引いて考えた事で、言うなれば反省材料の事なんだが、宗教家に言わせれば「それこそが！」と言われるかも知れない。知った事か。竹刀フルスイングで迎撃してやる。一緒にすんな、俺は宗教が嫌いなんだ。

　

　話が逸れたな。そう、自身の罪を咎める事はあっても、人類そのものを総括して糾弾しようとは思わない。おまけに動物愛護にこれっぽっちの興味も無い。人間もハイスペックな脳味噌を搭載しただけの動物だ。（多分、話が合わない奴とはここからして合わない。人間は動物であるか否か、からして話が合わないと言う事は先に進めないからね）

 

　人間は悪意で殺す、不必要な殺しもする、と言うが人間じゃない動物だって大差ねー事をするだろう。一族の秩序の名の元に殺しもするし、他の動物ひっつかまえて残酷な遊びだってする。人間の場合は、それらの動物より多少マシな脳味噌があるだけ、比べたらタチが悪いのかも知れんが、そのタチの悪さって結局は自分達で作り上げたシステムから見て言った事であってさ、突き詰めて考えりゃ同じ事じゃん。弱肉強食って事だろ？

 

　不必要な殺生はしねぇ、と言うんか。そうかー。じゃあもう話合わないよね、って事になる。その不必要な殺生の恩恵を受けて飯喰って生きてる訳だし、部屋の中にいる目障りなだけの虫もぶっ殺す。そこら辺から解きほぐして話す？

 

　大体からして、もともとは同じ神さんだった筈なのに、すれ違ってロケ地巡って戦争してるバカバカしさに何年経っても和解出来ない感じ。あの気持ち悪さ。一神教の気持ち悪さってそこに限るよね。こいつが神！ってなるとそれ一色な訳だろ？色んな面から見られない訳じゃん。見ようともしない訳じゃん。見るに見られない訳じゃん。だって宗教で定められてんだもん。てめぇで考えろよ、って事じゃない。既に与えられた枠の中で動くしかねー、そしてそれが絶対であると言い切る。そうなると個人ならまだしも、１００万人の絶叫XXXX教徒が間違ってる筈がねぇ！ってなるじゃんか。あー気持ち悪い。

 

　そんで戦争やらかして、動物は迷惑してるんだよね、とか言われると最高に腹が立つ。ヒトトシテ動物を思う？じゃあもう人間と言う霊長類ヒト科が絶滅するしか無いよね、ってなるよね。それ以外には、バベルの塔からやり直すくらいしか道は無い。

 

 

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　で、ここまで喋ったけど、書き始めて５分くらいで飽きて来てるし、途中でお菓子喰ったりしてるし、石川はホールインワン出したけど調子悪そうだなーと思ったり、過激派の奴は仙谷を暗殺するべきだと思ったり、しみちょこコーンの美味さに笑ったり、セブンスターズに咽せたりしているのね。

 

　そうすると「不真面目だ！」と生真面目な奴に言われ、勉強不足だったり頭悪いと切り捨てられたり、面倒だとスルーされたり、まぁ様々なリアクションがある訳だよね。それについてはどうとも思わん。当然だからな。俺だってその時のテンションに応じて反応するだろう。

 

　大体「うわーまた面倒くせー事言ってるなー」程度で流し読みして、「宗教嫌いって何が嫌いなん？」みたいな読めば書いてある事を聴いたりするんだろ？いいけどさ。

 

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　昨日さ、「僕が死んで世界が平和になるなら死ぬのもやぶさかじゃねー」って言ったけどさ、マジなんだよねー。死亡日時は教えて欲しいし、死んだ後に英雄とかになりたくねーから存在が末梢されて欲しいし、末梢されて寂しい思いをしながら救われた世界なんざ見てたかねーんで霊体ですら存在していたかねーけど。

 

　まぁ一年くらいの猶予欲しいよなー。そうやって放蕩の限りを尽くしてからでいいなら、喜んでこの命捧げてやるぜ。

 

　そうやって命に意味を見いだそうとする弱さがある限り、僕は弱いままだろうがな！

 

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　夢を見せられないからゲージュツ家じゃねーとは言わんが、何か夢も見せられねー情けなさに創作やめようかなって思うよね。それって人が夢を見られないって事だしさ。

　夢の中に思想だ哲学だの片鱗が混ざり込むのは構わんが、その思想だ哲学から創作するのって何か違う気がするんだよねー。

 

　まぁいいや。疲れた。